totem

モデル:

rr231

デザイン:

Mario Bellini

プロジェクト:

1971

フォルムと機能についての長い瞑想の最後に訪れる、幾何学的な規則性への賛歌です。

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デザイン

音の彫刻

2つのスピーカーを開くと、ステレオモジュール、ラジオ、ターンテーブルが現れ、洗練されたHi-Fiリスニングマシーンへと生まれ変わります。モジュール式に展開され、再構成されるシンプルな白いキューブです。

重厚なモノリシックデザインは、住まいの空間に控えめに溶け込みながらも目を惹くものであり、その名にすでに刻まれている美的崇拝を呼び起こします。
大理石製の台座は、再生される音の彫刻的な造形性を際立たせ、音楽を再生するたびに、瞑想の瞬間、儀式など、毎回ユニークで恍惚感あるリスニング体験をもたらします。

Belliniの彫刻のような直感と、デザインというより芸術的なこのオブジェの美的ステータスとが相まって、totemは伝説となりました。この時代を超えたオブジェは、オリジナルデザインに忠実でありながら、最高の現代テクノロジーを駆使することで、伝説を今日に蘇らせたのです。

デザイナー

Mario Bellini

1935年ミラノ生まれ、建築家、評論家およびデザイナー。
Compasso d’Oroを8回受賞したということだけをとっても、国際的に有名な建築家兼デザイナーであり、Domus誌の元編集長でもあったMario Belliniの天才性独創性を説明するのには事足りるでしょう。イタリア国内外で開催された数々の展覧会は彼の驚くべきキャリアを裏付け、1987年にMoMa－ニューヨーク近代美術館で開催された個展は、彼の絶対的な才能を証明するものとなりました。長年にわたって彼を必要としてきた企業の中には、Brionvegaのほか、Cassina、Yamaha、Rosenthal、そしてRenaultがあります。彼の作品25点が、MOMA－ニューヨーク近代美術館の永久収蔵品となっています。

Credits: Albert Greenwood

技術

崇拝されるサウンド

Belliniの伝説的なキューブステレオシステムは、音響の専門家による選択と精巧な作業によって、音響の正確性と卓越性を実現しています。
シェル構造、最高品質の電子部品と高再現性のスピーカーが、Belliniのtotemに聴きごたえと比類なきクオリティを与えています。
totemを閉じると現れるキューブは、永遠と不変の完璧さを表現した幾何学的なアイコンです。しかし開けてみると、最先端技術が施されたモダンな心臓部が現れます。

Credits: Archivio di Parma

各スピーカーは、メカニカルレフロード型ウーファー、ミッドウーファー、ツイーターを備えた2.5ウェイスピーカーシステムを搭載しています。AM/FM/DAB+ラジオ、Ortofonカートリッジ付きProJectターンテーブル、外部ソース接続用の入力2系統、ヘッドホン出力が、このモダンアートの彫刻をこだわりのHi-Fiリスニングマシンに仕上げています。totemは、スマートフォン、タブレット、PC、またはMacなど、市販のすべてのBluetoothオーディオ機器に対応しています。totemは付属の外部デバイスにより、Bluetooth HD伝送の制限を解消し、Hi-Fiを楽しむことができます。
スピーカーは取り外し可能で、お客様の環境で好きなように配置することができ、中規模や大規模の環境にも適応できる音響パワーを備えています。

キューブを開き、ディスクを挿入し、音楽を再生するという行為は、使い手が参加を求められる儀式といえるでしょう。Bellini のTotemは、単なるステレオシステムを超え、Michelangelo やCanovaのノミで削られた大理石の塊のような、音を彫刻し、芸術に変化させるコレクターズピースなのです。

製造

サウンドデザイン Made in Italy

Totemは、管理された高精度かつ完全手作業の製造工程を重視した、職人技を駆使した唯一無二の一点ものです。機械の管理とテクノロジーが職人の心と情熱に融合されたプロセスとなっています。ボタン、メーターおよび中央のボディの外観は数値制御フライス盤で製造されています。BelliniのTotemは、すべてのパーツが手作業で丹念に塗装されています。あらゆる製造工程を最高級の職人の手に委ね、サウンドプロフェッショナルによりが監修されています。研磨、各部品の組立て、シルクスクリーン印刷をイタリアの伝統的な職人技で行うことにより、それぞれのTotemに唯一の個性を与えています。